ユートピア文学賞

「幸福の科学ユートピア文学賞2018」結果発表

「幸福の科学ユートピア文学賞2018」は「一般部門」「景山民夫賞部門」「児童向け作品部門」「シナリオ・脚本部門」「U-18部門」の5部門で作品を募集し、景山民夫賞1作品、審査員特別賞2作品、入選1作品、準入選1作品、佳作5作品、U-18優秀賞2作品、U-18奨励賞2作品が選出されました。

 

景 山 民 夫 賞

 

一条いちじょう 幸子さちこ(兵庫県/教員)
小説「エレベーター・エンジェルズ」
【 概要 】亡くなった人に会わせてくれるという東雲相談所。そこには、それぞれに案内係が乗ったエレベーターが四基あった。母を亡くした喫茶店アルバイトの風花、妹を亡くした小学生の怜、先輩を亡くした服飾デザイナーの奏江、そして父親を亡くした遊び人の則男。事情を抱えた四人がエレベーターに乗って、行きついた先は「あの世」だった。

 
 

審 査 員 特 別 賞

 

加賀かが ただし(長崎県/教員)
エッセイ「作文の初歩からプロデビューまで 『心』をつかむ文章作法」
【 概要 】自身の体験をもとに、「面白くてためになる文章の書き方」を披露したエッセイ。初心者向けの文章の書き方からプロライターを目指す人の心得、さらには執筆生活を続けるコツ等を紹介する。

 

窪田くぼた 明子あきこ(長野県/教員)
エッセイ「僕の中にあるダイヤモンド」
【 概要 】特別支援学級の担任となった筆者の経験を赤裸々に描く。クラス内のいじめや児童の家庭問題を、仏法真理の実践により劇的に解決していく様子がまとめられた感動の実話。

 
 

 入 選

 

そら ひろみ(東京都/無職)
児童書「ドラゴンとサリー」
【 概要 】リンドン村に住む少女サリーは、九歳の誕生日に洞窟で大きな卵を見つける。卵からかえったのは、不思議な力を持つドラゴンだった。人知れずドラゴンを育てていたサリーだが、ある出来事をきっかけに自分の出生の秘密を知り、ドラゴンと親友のトムとともに旅に出る。運命に導かれ、サリーは次第に自分の使命に目覚めていく。

 
 

 準 入 選

 

鳥居とりい はじめ(大阪府/会社員)
小説「渡印僧と いん そう無上む じょう西域記物語さいいききものがたり
【 概要 】唐の時代、仏典を求めて印度へ旅に出る僧侶たちの物語。教学において優秀な無上は、還れる保証のない渡印僧にはなりたくなかった。しかし、手違いにより仲間と共に印度を目指すことになり、過酷な旅のなかで次第に使命に目覚めていく。

 
 

 佳 作

 

草羽くさば 映見えいみ(福岡県/アルバイト)
三田みった 丈地じょうじ(東京都/学生)
小説「金木犀きんもくせいに誘われて」
【 概要 】友好的な宇宙人が、一部の地球人たちと共に地球文明を保護する近未来が舞台。上原ユウスケはビルの清掃員をしていたが、ある日突然、悪質宇宙人を取り締まる秘密警察ゼロ課の三浦にスカウトされ、さまざまな事件に巻き込まれていく。

 

秋月あきづき 一成いっせい(東京都/医師)
小説「星霜せいそう砂粒子ノイズ
【 概要 】男子高校生の雅史は、女性教師・春日に片思いをしていたが、彼女から余命がわずかであることを打ち明けられ、ビデオメッセージを残す協力をする。そして、春日の死後、自らも高校教師になった雅史の前に、一人の女子生徒が現れて……。

 

河風かわかぜ 充流みつる(東京都/団体職員)
小説「振り向けば死神」
【 概要 】死後、何が起きたか分からず記憶を失った女性の目の前に「死神」が現れる。「死神」は、あるミッションを果たせば記憶を取り戻すことができると言う。与えられた使命を果たしていくうちに、女性は自分の死の真相を知る。

 

高山 由宇ゆう(宮城県/会社員)
小説「無文むもんと死神」
【 概要 】僧侶でありながら唯物論を信じる無文は、ある日、不気味な死神が見えるようになる。はじめは幻覚だと決めつけていたが、死神と交流するうちに魂の存在を否定できなくなり、死神の正体と真実の世界に気づいていく。

 

池崎いけざき 翔悟(熊本県/パート)
絵本「こころのたね」
【 概要 】育てた人の心によって違う花を咲かせる不思議な種。いつも一番でいたい男の子はその種で強い花を咲かせ、ほかの子の花を食べさせてしまう。しかし、ある日、見事な花を育てる老夫婦に出会い、強さの本当の意味を知る。

 
 

 U-18 優 秀 賞

 

鎌田 紅亜くれあ(千葉県/学生)
小説「死にたがり屋のアリスの話」
【 概要 】美しい歌声を悪魔に奪われて絶望した少女アリスは、自らの命を絶つために森に入るが、そこで、人の言葉を話す鷲に出会う。鷲から「死ぬ前に、悪魔からあなたの歌声を取り返したいと思いませんか?」と問われたアリスは、鷲とともに歌声を取り戻す旅に出て……。

 

田谷たや 優羽ゆうは(東京都/学生)
詩「愛の訪問者」
【 概要 】日常生活のなかで見逃しがちな風景に美しさを見出して綴る「夜明けまで」や「夏の空」。人との関わり合いのなかで生まれた心の変化を詠いあげた「涙の池」「言葉を添えて」など、十代の感性で世界を見、思いを語る詩集。

 
 

 U-18 奨 励 賞

 

マーシー井藤いとう(東京都/学生)
小説「小林的苦悩」
【 概要 】男子高校生の小林は、男女交際は風紀を乱すものと一蹴し、モテない男子グループのリーダーとして活動を展開していた。ところが、転校生の美少女に恋心を抱いてしまい……。独特の文体で綴る、異色の青春小説。

 

石田 理子りこ(石川県/学生)
詩「my world view」
【 概要 】日常で感じた小さな感謝や、自然のなかで感じた豊かさなどを、一つひとつ丁寧に綴った透明感溢れる詩集。十四歳ながら、自身の生き方が感じられる強さも表れている。

 
 
 

選考基準

新しい精神文化の創造に寄与する、真理価値の高いテーマであるとともに、世に問うべき内容・技術レベルの作品。
作品としての技量・完成度の高さとともに、本文学賞の掲げる「幸福な人でいっぱいの社会、『ユートピア』を広げたい!」という趣旨にかなった作品であること。

 

 

主催

幸福の科学出版株式会社〔協力・幸福の科学〕