【明治維新150周年】vol.3 坂本龍馬

このままではいかんぜよ! あんたら、もう一丁、気合いを入れていかんとあかんよ。(『龍馬降臨』119ページ)

この一喝は、2010年1月に、幸福の科学グループの大川隆法総裁が、幕末の志士・坂本龍馬の霊を招霊した際に、龍馬の霊が実際に語った言葉です。
このときの霊言は、『龍馬降臨』(2010年刊)第2章に収録。その2年後にも霊言が行われ、『坂本龍馬 天下を斬る!』(2012年刊)として刊行されました。
 
日本の夜明けのために幕末の日本を奔走した龍馬は、霊となった現在、今の日本に対してどのような思いを持っているのでしょうか。
今回は、『龍馬降臨』『坂本龍馬 天下を斬る!』を通して、霊言でしか分からない龍馬の本音と魅力に迫ります。
 

龍馬が考える“現代の明治維新”

 
28歳で土佐藩を脱藩した龍馬は、薩長同盟の仲介や船中八策の提案、大政奉還の実現に尽力するなど、明治維新の成功に大きな影響を与えました。
船中八策とは、龍馬が構想していた新政府の基本方針のことです。これは、長崎から兵庫へ向かう船の上で、龍馬が後藤象二郎に話した内容を、海援隊士の長岡謙吉が書きとめたものと言われています。

    船中八策
    一策 天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令よろしく朝廷より出づべきこと
    二策 上下議政局を設け、議員を置きて万機を参賛せしめ、万機よろしく公議に決すべきこと
    三策 有材の公卿諸侯および天下の人材を顧問に備え、官爵を賜い、よろしく従来有名無実の、官を除くべきこと
    四策 外国の交際広く公議を採り、あらたに至当の規約を立つべきこと
    五策 古来の律令を折衷し、あらたに無窮の大典を撰定すべきこと
    六策 海軍よろしく拡張すべきこと
    七策 御親兵を置き、帝都を守護せしむべきこと
    八策 金銀物貨よろしく外国と平均の法を設くべきこと
     
    ※読みやすいように漢字や旧仮名遣い等の表記を一部変更しています。

龍馬の魅力の一つは、幕末という先の見えない混乱した時代において、この船中八策に書かれているような新しい日本の姿を具体的にイメージしていた「先見性」にあると言えるでしょう。
その先見性は霊となった今でも健在で、霊言では「現代の船中八策」とも言うべき様々な改革案が語られました。

どういうふうにつくり替えたら、スマートで機能するような国になるんかを、考えないかん。そのためには、国会議員から高級役人からな、いったん辞表を書いてもろうて、全部ゼロベースでつくり直すぐらいやらないかんと思うな。(『龍馬降臨』37ページ)

船中八策には、「名ばかりで無用になっている官職は廃止すること(よろしく従来有名無実の、官を除くべきこと)」という項目がありましたが、無駄を排除して抜本的な改革を求める龍馬の気持ちは幕末も現代も同じようです。

島国のなかだけで通じる生き方や言葉は、もう、そろそろ反故にせんといかんと思うねえ。(中略)もうちょっと、「異質な目」や「多角的に自分を見る目」を持っとらんといかんのとちゃうかなあ。(『坂本龍馬 天下を斬る!』91ページ)

江戸に出た龍馬は、海外事情に明るかった勝海舟に学び、いち早く『万国公法』に目をつけるなど、当時の多くの日本人にはなかったグローバルな視点を持っていました。
現代は幕末とはくらべ物にならないほど国際化しているはずですが、龍馬の目には、いまだに鎖国中のような「島国根性」から抜け出せない国に映るようです。きっと、国の仕組みが変わっても、日本人の意識が変わらなくてはだめなのだということなのでしょう。
 
生前の龍馬が姉・乙女に宛てた手紙にある、「日本を今一度せんたくいたし申候」という言葉には、新政府の樹立という願いに加え、「日本人の意識を変えたい」という気持ちも込められていたのかもしれません。
 

常に「一歩先の未来」を見ている龍馬

 
霊言ではほかにも、「参議院は廃止せよ」「日本を守れない憲法など廃憲してしまえ」など、いかにも龍馬らしい“常識破壊”の構想を語っています。そのなかでも、霊言の質問者たちを驚かせたのは、「宇宙戦艦ヤマトを建造せよ!」というものでした。
「現代に生まれていたら、どんなことをしますか?」という質問に対し、龍馬は次のように答えています。

今の海援隊は宇宙戦艦ヤマトじゃ。(中略)宇宙防衛も考えておればだな、国の防衛も一緒さあ。宇宙人と戦えるぐらいだったら大丈夫だよ。どこと戦っても十分に守り切れる。「今の海援隊」ということなら、そのくらいの地球防衛軍、ないし、地球を宇宙から防衛する気持ちまで持ったものを、わしは考えるなあ。(『龍馬降臨』131ページ)

現在、アメリカではトランプ大統領が宇宙軍の新設に意欲を見せています。ロシアは2015年に航空宇宙軍を創設、中国も2010年の時点で宇宙軍創設に向けた準備を本格化したとニュースで報じられました。日本でも2016年11月にようやく、「2022年までに宇宙専門の部隊を発足させる」ことを防衛省が発表しています。
 
幕末には「日本防衛」のために世界に目を向けていた龍馬でしたが、霊言が収録された2010年には「地球防衛」「宇宙防衛」という、一歩先の未来を見ていました。「宇宙戦艦ヤマト」とは、宇宙防衛を龍馬流に面白く言ったものなのでしょう。
霊界に還ってから、より広い視野で世界を見渡している、スケールアップした龍馬の姿が目に浮かびます。

 

「この国が良くなることのみを願っている」

 

龍馬は霊言の最後に、現代に生きる私たちを力強く励ましてくれています。

わしらは、この国が良くなることのみを願っているし、決して外国の植民地なんかにはさせない。また、「世界のリーダーに必ずなってみせる」という、強い最後の一押しをする。世界第二の大国にまでなって、これから没落していこうとしている国を、もう一回、支えに出てきているんだから、その心をくんで、何とか頑張っていただきたい。(『龍馬降臨』218ページ)

龍馬が霊言で語った嘘偽りのない言葉や、心の底から日本の発展を願う姿は、現代に生きる私たちが忘れてしまっている、大きな志や、時代を変える勇気と情熱、日本と世界を愛し、未来を思い描く力を与えてくれます。
『龍馬降臨』と『坂本龍馬 天下を斬る!』の2冊から、龍馬の自由で力強い言魂を感じていただければ幸いです。

 

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龍馬降臨

発刊日:2010年2月5日
定価:1,404円(税込)


目次
○二十一世紀の日本の使命とは
○龍馬暗殺の真相
○日本の「二十世紀最大の偉業」を正当に評価せよ
○現代の海援隊とは何か
○“眠れる志士”たちへのメッセージ
ほか


 

坂本龍馬 天下を斬る!

坂本龍馬 天下を斬る!

─日本を救う維新の気概─


発刊日:2012年9月24日
定価:1,512円(税込)
幸福実現党刊


目次
○世界を変革するには「燃えるような求心力」が要る
○国防における「真のリーダーシップ」とは
○国連を改革し、宇宙時代を拓け
○日本は「廃憲」して「創憲」せよ
○日本を根本的に変えるだけの気力を持て
ほか


 
vol.1 日本が世界に誇る偉業(1)
vol.2 日本が世界に誇る偉業(2)
vol.3 坂本龍馬
vol.4 吉田松陰
 
※vol.4以降は順次公開予定です。

 

霊言とは?

「霊言」とは、あの世の霊を招き、その思いや言葉を語り下ろす神秘現象のことです。これは高度な悟りを開いている人にのみ可能なものであり、トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる「霊媒現象」とは異なります。また、生きている人間の守護霊の霊言は、いわば、本人の潜在意識にアクセスしたもので、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)になります。幸福の科学グループ創始者・大川隆法総裁は、数多くの霊を呼び出して、その言葉を伝えています。書籍化された公開霊言は460冊を超え、海外にも読者が広まっています。

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