ユートピア文学賞

「幸福の科学ユートピア文学賞2017」結果発表

「幸福の科学ユートピア文学賞2017」は「一般部門」「景山民夫賞部門」「児童向け作品部門」「シナリオ・脚本部門」「U-18部門」の5部門で作品を募集し、景山民夫賞1作品、審査員特別賞1作品、入選2作品、佳作4作品、U-18優秀賞2作品、U-18奨励賞2作品が選出されました。

 

 景 山 民 夫 賞

兆 晶
ちょう・あきら(熊本県/公務員)
小説「インドラ」
<概要> 河東昭は新米の陸上自衛隊員。ある日、韓国駐留米軍に派遣され、特殊部隊隊員である黒人女性ナスカとともに独裁国家である太煌(たいこう)国軍に潜入するという極秘任務についた。太煌国はインドラ計画という人工衛星に関する国際プロジェクトを進めていたが、昭とナスカは計画に隠された恐るべき陰謀を知ることになる。

 

 審 査 員 特 別 賞

一条 幸子
いちじょう・さちこ(兵庫県/教員)
小説「なないろシンフォニー」
<概要> 教育実習生の翔、看護師の真央、キャリアウーマンの陽子、その部下の次郎、元暴走族の哲平、初老の敏子、そして中学生の莉音。それぞれに悩みを抱える七人であったが、夜空の月に虹がかかった翌朝、なんと体が入れ替わってしまった。互いの入れ替わりを知らないまま、大混乱の日々を過ごす七人を描くスピリチュアルなヒューマンドラマ。

 

 入 選

三田 丈地 みった・じょうじ(東京都/学生)
草羽 映見 くさば・えいみ(福岡県/主婦)
小説「銀杏(ぎんなん)通りの異邦人」
<概要> ジュエリー職人の青年、早瀬ユカリは健康診断でE判定という不可解な結果を受け取った。その通知にうろたえ、離れて暮らす兄姉に相談するも、まったく取り合ってもらえない。ある日、ダンスパーティーで看護師の女性と知り合い、彼女の病院で検査入院をすることになったが、そこで、ユカリはE判定の真相を知ることに……。
翔太郎 しょうたろう(茨城県/アルバイト) 児童書「神様の絵具」
<概要> イーリス神信仰を持つ聖王国にある学芸都市アーディスで画家を目指すレオは、スランプを感じていた。ある日、レオは「創造の絵具」を手にし、理想の女性リーザを生み出してしまう。リーザや友人の協力を得ながら、レオはスランプを克服していくが、ちょうどそのころ、ドラゴンが復活し、聖王国の平和を脅かしつつあった。

 

 佳 作

オワボタ クシレ (神奈川県/学生) 詩「思い出挽歌(ばんか)」
<概要> 高校卒業を間近に控えた筆者が「今までの人生の総まとめ」として、「思い出」をテーマに綴った詩集。東日本大震災を経験し、宮城県から神奈川県、栃木県へと引っ越しを繰り返した経験から得た思い出と孤独感がしみじみと伝わってくる。哀愁のなかにも心に温かさを与えてくれる作品。
山形 亮水 やまがた・りょうすい(東京都/学生) 小説「天使のメランコリー」
<概要> 主人公・萩原天使は名前にコンプレックスを持つ内気な大学生。ある日、一人暮らしをする家の軒先で、ユリと名乗る地上に下ろされた天使を発見する。ユリが天国に戻るまで一緒に住むことになった萩原は、次第に彼女の高貴な信仰心に惹かれていく。天使の存在が身近に感じられる青春ファンタジー。
白戸 九郎兵衛 しらと・くろうべえ(神奈川県/無職) 小説「蒼狼伝(そうろうでん)」
<概要> クビライが元を治めていたころ、バヤンという総司令官がいた。バヤンは人情に厚いうえ、剣術や格闘技にも長けた人望のある青年だった。クビライに才能を見出されたバヤンは南宋攻略に成功し、元帝国の地位を盤石なものとする。そんなバヤンの生き様を通して、霊的人生観を描いた時代小説。
旭 みふ あさひ・みふ(東京都/主婦) 小説「巡(めぐ)る麻婆(まーぼー)」
<概要> 亡くなった母親の文通相手はカンボジア人の少年だった。母親の代わりに文通をはじめた真一は、母親にとって文通が人助けを超えた生きがいであったことを知る。その事実を知った翌日、妻のいる自宅に帰ると、食卓にはおふくろの味である「麻婆豆腐」があった。家族愛をテーマにした短編小説。

 

 U-18 優 秀 賞

菅原 由騎 すがわら・あつき(神奈川県/学生) シナリオ「永遠(とわ)に」
<概要> オカルト研究部に所属する高校生・水野涼太は、部活動の一環として「日空機消失事件」の謎について調べることになる。エリート一家の中で葛藤を抱えつつも、仲間とともに事件の奥に隠された国家の陰謀へと立ち向かっていく。「信じること」と「愛する人との死別」を描いたSF作品。
チェリー (長野県/学生) 小説「愛を与えて」
<概要> 中学生の愛与(あよ)は幼いころに両親と妹を亡くし、障害児を持つ伯母の家庭に引き取られたが、愛を感じられずにいた。さらに、学校でのいじめをきっかけに、ますます心を閉ざしてしまい……。生きることの本当の意味を問いかけるスピリチュアル・ストーリー。

 

 U-18 奨 励 賞


田谷 優羽 たや・ゆうは(滋賀県/学生) 詩「優しい詩(うた)」
<概要> 高校生の著者が、中学時代から日々の生活のなかで感じていた「幸せ」を、一つひとつ丁寧に嚙みしめるように綴った詩集。感謝と愛の気持ちでうたいあげられ、どんな悩みや悲しみがあっても、明るい気持ちに変える力に満ちている。透明感と優しさに溢れる作品。
角田 桃子 かくた・ももこ(栃木県/学生) 小説「赤い林檎(りんご)」
<概要> 主人公の少女は、自分にかまってくれない両親に反抗的になっていた。ある日、母親から「林檎」を渡され、遊園地に誘われる。母親の変化に戸惑うも、徐々に心を開いていくが、母親は突然亡くなってしまう。さらに父親も倒れてしまい……。両親の愛に気づき、大人になっていく少女の成長を描いた物語。

 

 

選考基準

新しい精神文化の創造に寄与する、真理価値の高いテーマであるとともに、世に問うべき内容・技術レベルの作品。
作品としての技量・完成度の高さとともに、本文学賞の掲げる「幸福な人でいっぱいの社会、『ユートピア』を広げたい!」という趣旨にかなった作品であること。

 

主催

幸福の科学出版株式会社〔協力・幸福の科学〕

「幸福の科学 ユートピア文学賞2017 入賞作品集」

「幸福の科学 ユートピア文学賞2017 入賞作品集」

【景山民夫賞】
兆 晶 
<小説>「インドラ」
【審査員特別賞】
一条 幸子 
<小説>「なないろシンフォニー」
【入選】
三田 丈地・草羽 映見 
<小説>「銀杏通りの異邦人」
【入選】
翔太郎 
<児童書>「神様の絵具」

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