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志をつらぬく「強い自分」になろう!(新渡戸稲造著『不動の自分になるための習慣』)
新渡戸稲造といえば、「われ太平洋の橋とならん」という志が有名です。この志は、20歳の頃に立てたものだと言われています。東京帝国大学を受験し、面接試験で「何をやりたいのか」と訊かれ、こう答えたのだそうです。
その後、稲造は、『武士道』を著して日本的道徳論を世界に紹介し、国際連盟事務次長として世界平和に貢献しています。最後は、アメリカとの戦争を回避するために奔走し、北米大陸で亡くなりました。まさに「志」に生き切った人生だと言えるのではないでしょうか。
とはいえ、その生涯は必ずしも順風満帆ではありませんでした。病気や幼い息子との死別。また、批判もついて回りました。稲造は、東京帝国大学の教授時代、通俗雑誌に青年向けの人生論を連載していましたが、「通俗的で学者らしくない」という非難の声も強かったのです。さらには、軍部を批判したため、激しいバッシングも受けています(松山事件)。
そうした逆風に屈することなく、志をつらぬいた「強さ」の秘密は何だったのでしょうか。本書には、その秘密が余すことなく語られています。しかも、空理空論ではなく、稲造自身が日々心掛けていたことが、具体的に、実践的に書かれています。
夢や志を成し遂げたい――。そんなあなたにぜひオススメの一冊です。
読者からの感想
● 目からうろこでした。特に自己責任の捉え方が一貫しているところに感激しました。(40代・女性)
● 「黙思」などの、精神的な、普段気付けない学びが多かった。(20代・女性・自営業)
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不動の自分になるための習慣
逆境をはね返し、順境に乗じる新渡戸稲造 著
第一章 逆境をプラスに転じる方法
第二章 順境に乗じる秘訣
第三章 どんな道を歩むべきか
第四章 黙思のすすめ
第五章 休養の活用
第六章 計画を立てよう
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